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Channel: アール日記
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アール小康状態

アールは、久しぶりにウンチをした次の日も、自分でウンチをした。オシッコは日に5回ほどするようになり、安心している。食欲は旺盛と言ってもいいほどで、炒めた肉、ペースト状の缶詰など残さず食べる。今日は夕方以降、寝ている時間が多く、シンくんが帰って来ても全く気付くことなく眠っていた。「アール、シン君が帰って来ても全然気づかず寝てたね」と後で話すと、「うん」とシン君も寂しそうだった。

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今日元気

今朝、チイが「ママ、アールウンチしてるみたいに体動かしてるよ!」と知らせに来てくれた。ウンチはおとといが最後だったので、まだじゃないかなあ、と思いながら見に行くと、チイの見極め通り、ちゃんと出ていた!オシッコも極めて順調で、飲んだお水の回数と比例するように出るようになった。食欲もあり。相変わらず「ヒンヒン!」と聞こえることがほとんどだが、朝は声が出やすいのか、しゃがれながらも「ワンワン!」言う時があ...

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さようなら、アール

今朝、シンくんがアールの世話に出ると、「アール、だめだね・・・」と言った。「何が?どうしたの?」「元気がない・・・」炒めた肉を持って行っても、横たわったまま視線も動かず、ピクリともしない。水を持って行っても無反応。口の周りにはねばねばとした感じの白い泡がいっぱいついていて、目はどこをみているのかわからない。シンくんは、それでも何か食べさせてやりたかったのだろう、お箸で肉をつまんでアールの口に近付けた...

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アールのいない日々

アールが死んでから一週間が過ぎた。アールは死んだ翌日に火葬してもらい、お骨になって戻ってきた。アールの居た場所、アールの鳴く声、アールの匂い、手触り、足取り・・・記憶は鮮明で寂しさは波のようにぶり返す。今日は、アールが立てなくなって以来、久しぶりに子ども達を連れて、アールと何百回も散歩したコースを歩いた。嵐が去った後で、空気は透き通り、緑が輝くようなお天気だった。子ども達が「木のお家」と呼んで木登り...

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老犬介護

シンくんも私も犬を飼うのはアールが初めてで、立てなくなってからの介護も、死んだ後のことも何もわからないまま、必要に迫られてから情報を集め、行動するという後追いの対応だった。アールが立てなくなってから私は毎晩のように「老犬介護」や「床ずれ」などの検索ワードでネットから情報を探したり、ラブラドール2匹の介護経験がある歌ちゃんからアドバイスをもらったりした。犬を飼っている人誰もがいつか直面する最後の時のこ...

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納骨・散骨

昨日でアールが死んでからまる49日が過ぎ、シン君が早帰りの今日、アールのお骨を埋めることにした。形に残っているお骨は、行き交う人や車が見える場所に埋め、ずっと欲しかったアジサイをその上に植えた。当初すべてのお骨を埋めるつもりだったのだが、夕方までに私の気が変わり、粉の様に砕けたお骨をアールと繰り返し散歩したコースに少しずつ撒くことにした。私とシン君は子供たちのお迎えに行く前に、ビニール袋に粉状のお骨...

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アールに会いたい

当時5歳と3歳だった娘達は、アールが死んだ日から「次は猫!」「抱っこできるから!」とうれしそうに話して私たちを驚かせた。アールが死んでからもう10か月。今は4歳になった下の娘みいが昨日しくしく泣きながら私のところに来るので、「みーちゃん、どうしたの?」と聞くと、「アールの写真を見てたらアールに会いたくなっちゃった・・・」と、静かに涙を流しながら話した。私の携帯電話を勝手にいじっているうちに、アールの...

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同じ季節が巡ってきた

こぶしの花が散った。終わりかけのクリスマスローズ、今からのシラー(ずっとアガパンサスの仲間だと思っていた)。アールが死んで、11日でちょうど一年が経った。子どもたちは一回りも二回りも大きくなり、長女のちいが一年生になったため生活のリズムも変化した。アールのいない生活が当たり前になった。私は相変わらずアールのことを極力思い出さないようにしているようだ。人ごとのように聞こえるかもしれないけど、思い出すと...

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拝啓、アール様

今年は桜の季節が早く終わって、車を運転しているともう窓一杯に若葉が輝くよ。アールがいなくなって2年が過ぎた。庭にチューリップ、クリスマスローズ、ピンクの小バラやシラーが咲き始めると、やっぱり思い出すのはアールのこと。こんな季節に死んだから、アールが死んだ時、写真の横に美しい花を欠かさずに済んだよ。アールは一年の中でも一番というぐらい、美しい季節に死んだんだよ。天国はきっとこんなところなのかもしれない...

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リメンバー・ミー

夏休みに「リメンバー・ミー」という映画を借りてきて、子供たちと見た。舞台はメキシコ。主人公のミゲルは音楽の才能に恵まれた男の子。誰もが聞き入るようなギターを弾き、歌を歌う。それなのに、なぜかミゲルの家族一同音楽を毛嫌いし、ミゲルに音楽の道を歩むことを許さない。メキシコには日本と同じように死者が一年に一度、この世に戻る日があるというのだが、ミゲルはひょんなきっかけでその死者の日に、死者の国に足を踏み入...

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